市民グループ「三崎小学校の存続を求める会」(湊けい子代表)は先月16日、三浦市と市教育委員会に対して、同小学校の統廃合計画の白紙撤回を求める陳情書と2104人分の署名を提出した。
三浦市学校教育ビジョンでは、市内の少子化が進行するなかで教育環境の向上をめざそうと、初声・三崎・南下浦の各1中学校区に1小学校とする、小中一貫教育を視野に入れた統廃合計画が示されている。現在、三崎地区にある小学校は三崎・岬陽・名向の3校で、計画どおりに進むと2校が廃校予定。
同グループは陳情書で、密の回避やきめ細やかな指導による学力向上など、少人数学級の利点をあげたほか、長距離通学におけるスクールバスの運行や交通費の補助、電気・水道・ガスを備えた災害時避難所機能の維持など、統廃合後の対応が計画内に明示されていないと危惧。その他にも、地域コミュニティの衰退、1872年創立である同小の歴史や伝統継承の必要性を訴え、統廃合計画を一度白紙撤回した上で、市民アンケートを実施するなどして広く意見を聞くべきとの考えを述べた。
昨年末には名向小の存続を求める住民グループが陳情書と署名を提出しており、現在は岬陽小でも同様に署名活動が行われている。
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