神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2021年3月19日 エリアトップへ

海南神社 鎮守の森、一緒に守って ナラ枯れ防除費用募る

社会

公開:2021年3月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
昨年6月頃に撮影された鎮守の森=写真上=と、今年2月の伐採作業の様子(神社提供)
昨年6月頃に撮影された鎮守の森=写真上=と、今年2月の伐採作業の様子(神社提供)

 海南神社では、カシノナガキクイムシ(以下「カシナガ」)が媒介する菌が原因で樹木が枯れる「ナラ枯れ」が深刻化し、地元住民に親しまれてきた「鎮守の森」が被害を受けている。先月末には伐採作業が行われたが、広範囲に被害が拡大していることを確認。維持管理に多額の費用がかかることから、同神社では寄付による支援を募っている。

 ナラ枯れと呼ばれる「ブナ科樹木萎凋病」は、ナラ・シイ・カシなどのブナ科樹木に「ナラ菌」を持ったカシナガが入り込むことによって、急激に枯死する伝染病を指す。県によると、2017年に箱根町や市内小網代で確認されて以降、県内で広がっている。

 海南神社で被害が確認されたのは、昨年6月頃。テレビ番組の収録でドローンによる空撮を行ったところ、社叢(しゃそう)の所々に変色している樹木を見つけたという。3本の大木が、県重要文化財にも指定されている本殿の屋根に覆いかぶさるようになり、倒木の危険性を鑑みて伐採を決めた。

 先月末に伐採作業が行われたが、同神社によると少なくともまだ10本が立ち枯れしているとみられ、被害蔓延を防ぐには早期に伐採などの対策が必要という。

 しかし、現時点では国や市からの助成はなく、高所作業車を使った崖地での特殊作業などに、およそ200万円の費用が必要。米田郷海宮司は、「鎮守の森を後世に残すため、協力してほしい」と寄付を呼びかけている。

 詳細は同神社【電話】046・881・3038

三浦版のトップニュース最新6

4月17日から実証実験

かなライド@みうら

4月17日から実証実験

夜間限定で1日5台運行

4月12日

小中学力テストの対象拡大

三浦市教委

小中学力テストの対象拡大

今年度から新プロジェクト始動

4月12日

災害用トイレ足りるか

三浦市

災害用トイレ足りるか

県下33市町村に本紙調査

3月29日

旧三崎中に複合施設整備

三浦地所

旧三崎中に複合施設整備

今秋ごろから順次開業へ

3月29日

浦賀沖でサーモン養殖

浦賀沖でサーモン養殖

若手漁師ブランド化めざす

3月29日

障害者目線で考える社会へ

障害者目線で考える社会へ

合理的配慮 4月から義務化

3月15日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook