京浜急行電鉄(本社・横浜市西区)は、先月23日に快特電車の一部スペースを使って三浦産の野菜を輸送する貨客混載の実証実験を行った。
同社でのこうした試みは初めて。「新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、人・物の流れが大きく変化する中で、改めて沿線の貴重な資源である新鮮な三浦野菜のPRを目的に実施した」と話す。
野菜は初声町和田の河田農園のもので、朝採れの春キャベツやブロッコリーをはじめ、ダイコン、ニンジン、スナップエンドウなど計7種。生産者である河田成夫さんが、コンテナに入れた野菜を三崎口駅に運んだ。「比較的混雑が少ない時間帯の旅客列車スペースの活用」として、午前10時26発の快特高砂行きに積載。11時4分、定刻どおり上大岡駅に到着した。
荷下ろし後、京急百貨店の1階改札前特設会場に運ばれ、京急ストアによって販売。産地直送のキャベツなどを買い求める客らでにぎわったという。
同社はこれまでにも、
三崎のうらりマルシェとのコラボレーション企画を実施。京急川崎駅に停車している車両内で三浦野菜などを販売する「京急うらりマルシェ号」の開催や、京急ストア内に三浦市産農産物直売コーナーを設けるなど、PRに力を入れている。
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