任期満了に伴い6月20日(日)投開票(13日(日)告示)される三浦市長選挙で、現職の吉田英男氏(64)が無所属で出馬すると表明した。同選挙への出馬を明らかにしたのは、吉田氏が初。二町谷埋立地の売却やふるさと納税による歳入増加など4期目の実績を挙げ、新型コロナ対策のほか、城山地区利活用や子育て賃貸住宅整備といったまちづくりへの意欲を改めて述べた。
今月7日に開かれた記者会見で吉田氏は、「未来に向け、三浦の発展のために全力を尽くす。そのためにさまざまな施策に取り組みたい」と決意を述べ、再選をめざして立候補を表明した。
二町谷埋立地の売却、三浦市低温卸売市場をはじめとした三崎漁港の整備、ふるさと納税による歳入強化などを実績として強調。一方で、今後の課題には、三崎中学校跡地等城山地区の利活用、市民交流拠点整備、子育て賃貸住宅の建設、公共下水道事業などの政策を挙げ、「将来の基盤づくりや福祉などの取り組みを進めたい」と意欲を見せた。
また、歴代市長では最多の5選をめざす、多選批判については「市民に判断してもらうこと。弊害のないようにしたい」と話し、着実な取り組みの成果と今後の道筋を示した。
吉田氏は1956年生まれ、南下浦町上宮田在住。県立三崎高校・国際商科大学(現東京国際大)卒業。横浜銀行入行を経て、2005年に初当選。これまで4期16年務めている。
なお、今月11日までに吉田氏以外で出馬を正式表明している人はいない。
補欠選に名乗り
また、議員辞職に伴って同日投開票が行われる市議会議員補欠選挙(定数1)。自由民主党は今月10日、新人の千田征志氏(52)を公認候補として擁立することを明らかにした。
千田氏は1968年生まれ、初声町下宮田在住。横浜高校卒業後、横浜商業高校別科(理容科)に進学。千田理容室で勤務する傍ら、三浦地区の保護司としても活動している。
今日14日に市長選、明日15日に立候補予定者向け事前説明会が市役所第2分館で実施。両選挙をめぐっては、今月11日現在、日本共産党が候補者擁立について「調整中」としている。
3月1日現在の選挙人名簿登録者数は、3万7572人(男1万8099人、女1万9473人)。前回2017年に行われた市長選の投票率は38・90%だった。
なお、期日前投票期間は6月14日(月)から19日(土)。時間は午前8時30分から午後8時で、居住地に関係なく市役所第2分館1階、初声・南下浦市民センターの3カ所で投票できる。
(5月11日起稿)
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