三浦市で今月23日、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチン集団接種が始まり、初日の市総合体育館(潮風アリーナ)では約1200人が接種を受けた。同日午前中は予約時間の30分〜1時間前に到着する人で待機列が伸び、混乱する場面もあったが、翌日には誘導を改良。市は今後も課題を改善しながら安全迅速な接種を進めるという。
平日、第1回目の実施となった今月24日。午後0時30分の受付開始を前に、三浦合同庁舎入口には午前中から予約時間ごとの待機列ができていた。
受付が始まると、対象者は4階の会場へ。時間短縮と身体への負担軽減のため、着席した状態で医師による問診・接種・15分の経過観察を受けた。市によると、これまで大きなトラブルや体調不良はなく、今後も混乱を避けるため、予約時間どおりの来場を呼びかけている。
三浦市内の65歳以上は約1万7千人。2回目の集団接種は8月11日まで行われ(予約受付は終了)、今月24日現在、1回目の集団接種を終えた人は1428人という。そのほか、高齢者施設入所者や同施設従事者では2回目の接種が随時実施されている。
今後の集団接種の実施、個別医療機関での対応(7月開始予定)は現在調整中。市健康づくり課は、「決まり次第、広報誌やホームページなどで周知する」としている。
余剰を有効活用
三浦市は高齢者対象の集団接種で、使いきれないワクチンを特定の希望者への接種に使用すると発表した。ワクチンは1瓶あたり5〜6人分で、一度解凍すると長期保存できず、「貴重なワクチンを無駄にしないため」として、予約のキャンセルなどがあった場合の余剰分を有効活用する。
対象になっているのは、【1】未接種の医療従事者・介護従事者、【2】三浦市立小中学校の教員・保育士・市役所の保健師、【3】公共交通業務の従事者(電車・バス・タクシー)で、順に希望者を募るという。ワクチンの余りが出た場合、市からの連絡を受けて30分以内に来場でき、3週間後に2回目の接種を受けられることが協力条件になっている。
詳細は、みうらコロナワクチンコールセンター【電話】046・882・1111(市役所代表番号)
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