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「小児がんとの闘い支えて」 両親ら募金協力呼びかけ

社会

掲載号:2021年8月27日号

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髄芽腫と闘う茜吏ちゃん(家族提供)
髄芽腫と闘う茜吏ちゃん(家族提供)

 小児がんの一種である「髄芽腫(ずいがしゅ)」で闘病生活を送る、市内在住の下里茜吏(あかり)ちゃん(3)の両親らが、治療費などの支援を求める募金活動を行っている。7月中旬から始まり、友人知人などがSNSを介して情報を拡散。国内外から募金と激励のメッセージが届いているほか、チャリティーライブも企画されるなど、善意の輪が広がっている。

髄芽腫の発覚

 茜吏ちゃんの歩き方に異変が起きたのは今年2月頃。MRI検査で小脳付近に直径5cmの腫瘍が発見され、横浜市内の病院へ救急搬送された。診断結果は「髄芽腫」。小児の小脳にできた腫瘍が第4脳室を塞いでしまうことで髄液の流れを遮断。頭の中に水がたまり、頭痛や吐き気、平衡感覚に影響を及ぼす。世界的にもまだ症例が少なく、効果的な治療法が見つかっていない希少がんだった。

 腫瘍をすぐに取り除くため10時間に及ぶ摘出手術が行われ、両親によると術後は言葉を話せない「小脳無言症」や、歩く・掴む・見るといった動作への支障、抗がん剤治療の副作用による下痢・嘔吐、口内の炎症で食事もままならない日もあったという。

 その後の病理診断で、再発率・転移率が高い「グループ3」であることが判明。今後、化学療法による治療、およそ2カ月にわたって県外の病院に入院し、放射線治療に臨む。

 コロナ禍の制限によって両親の面会はどちらか1人で、午後1時からの6時間だけ。茜吏ちゃんは1日の多くを1人ベッドの上で過ごし、まもなく始まる治療では、4週間ほど1人無菌室で病と闘う。両親もまた、仕事や次女の育児をしながら連日自宅と病院を往復して、がん克服に励む愛娘に付き添う。「精神的・肉体的な負担が大きく、恐縮ながら募金のお願いをさせていただくことになった」と父の大樹さん。寄せられた募金は、こうした付き添い時の宿泊費や交通費、今までのように働けなくなった分の生活費、来年以降の治療費などに充てられるという。

音楽で後押し

 現在、国内外から多くの募金が寄せられ、支援の輪が広がっている。

 横須賀市のカフェ「クールクランウラガ」(浦賀1の8の3)では、趣旨に賛同した英会話講師の田中孝一さんが代表理事を務める(一社)横須賀ワールドフレンドシップ協会とサックスデュオ「Python(パイソン) Rosso(ロッソ)」の共催で、応援チャリティーライブを企画。田中さんは同じく英会話講師の大樹さんへ「出来る時に、出来る人が、出来る事を」と、名乗り出たという。

 ライブは9月4日(土)午後5時開演し、地元アーティスト3組が出演。投げ銭形式(ワンドリンク・ワンフードオーダー制)で、完全予約先着10人。収益全額が寄付されるほか、店内には月・火・木・土曜に募金箱が設置されている。

 募金は随時受け付け。銀行振込は、かながわ信用金庫岬陽支店0271559。詳しい経過や詳細は、公式ホームページ【URL】https://djdaikyjapan.wixsite.com/letsgoakariで掲載中。(問)【メール】info@bigtreepro.comへ。

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