神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2021年12月3日 エリアトップへ

東岡区民会館 新たな地域拠点完成 古民家活用で「憩う場に」

社会

公開:2021年12月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
東岡区民会館の外観と再生された石蔵内部
東岡区民会館の外観と再生された石蔵内部

 城山町で建設が行われていた東岡区民会館が完成し、11月24日に完工内覧会が開催された。広い多目的スペースのほか、石蔵を住民の憩いの施設に再生・活用した。これまで同区に会館はなかったため、悲願の完成。「東岡区の拠点として、いつでも気軽に利用してもらえたらうれしい」と西野佐賀子区長は話している。

 工事は三浦市区民会館建設補助事業として400万円(建設費)、宝くじ収益を財源とする一般財団法人自治総合センターの一般コミュニティ助成金250万円(備品類)の補助を受け、今年4月に着工。10月20日に完工した。

 場所は三浦市役所入り口交差点そば。玄関部分に事務室、その2階は調理器具などが揃った広い多目的スペースを備える。西野区長は「ここで体操教室や料理教室などを開いて、区民が集える場にしたい」と活用に意欲を見せる。

 また、同会館は推定築年数100年を超える石蔵を再生・活用している。何十年と使われておらず、柱や梁、階段、耐震補強以外のリノベーションを区民有志が担当。蔵に眠っていた天秤や昔の自転車、酒店の看板、建具などで装飾を施した。この日の内覧会でも好評で、「区の財産になる」と同区役員らは喜んだ。

老人会が復活

 会館新設のきっかけは、三浦市社会福祉協議会が2019年に発行した東岡区版の「地域包括ケア推進のための地域診断書」だった。街の特性を知り、地域で高齢者の生活を支える仕組みづくりに反映させようと、協議会職員や民生委員らが区内を戸別訪問。課題や改善点、要望などの意見をヒアリングし、冊子にまとめた。

 このなかで住民のつながりや、交流の場を求める声も多く、話し合いの末、一度は廃止された老人会を昨年から再開。「東岡GアンドB」と名づけ、まずは勤労市民センターを借りて活動を始めた。さらには有志の有償ボランティアによる「おたすけ隊」もスタート。1人10分100円で部屋の片付けや草刈りなどを請け負う。活動の本格化に合わせて地域拠点となる会館が必要となり、建設を後押ししたという。

 なお、12月10日(金)午前10時から午後3時は区民対象の内覧会を予定している。

三浦版のトップニュース最新6

中学野球部が存続の危機

中学野球部が存続の危機

「地域移行」で再生なるか

3月15日

障害者目線で考える社会へ

障害者目線で考える社会へ

合理的配慮 4月から義務化

3月15日

一般会計は過去最大

三浦市予算案

一般会計は過去最大

施設整備費増が主な要因

3月1日

目指すは「愛される力士」

天神町出身新谷さん

目指すは「愛される力士」

大相撲での飛躍誓う

3月1日

ピンクシャツで「いじめ反対」

ピンクシャツで「いじめ反対」

市内に広がる意思表示

2月16日

三崎漁港の事業者募集

三浦市

三崎漁港の事業者募集

興和にインセンティブ加点

2月16日

あっとほーむデスク

  • 3月15日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 2月16日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook