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三浦 スポーツ

公開日:2022.04.15

三浦から未来の”侍”を
元プロ選手2人が野球教室

  • 守備のイロハを熱心に教える片岡さん

  • 手取り足取り投球指導にあたった川崎さん

 元プロ野球選手の川崎憲次郎さんと片岡保幸さんが指導する野球教室が3月30日、三浦スポーツ公園で行われた。

 子どもの学ぶ意欲向上を目的とした野球イベントやアスリートへの体調管理といった事業を展開する(株)KANKYUが企画。立花寛久代表の母親が三崎出身という縁もあり、「自分とゆかりのある地に恩返しができれば」と市内での初開催に至った。

 この日は、三浦市学童野球連盟に所属する3チームから約40人の小学生が参加。バッティング・ピッチング・守備の3つに分かれ、ローテーション形式でそれぞれスキルを身につけた。

 現役時代、ヤクルトや中日で「巨人キラー」の異名を持ち活躍した川崎さんは、下半身から腰、肩、指先にあるボールまで力を伝わせる方法など一人ひとりに投球フォームをレクチャー。「ナイスボール」とグラウンドに児童たちを褒め称える声を響かせた。

 西武や巨人で走攻守揃ったプレーを見せた片岡さんは、守備の基本的な構え方やゴロを取るコツなどを体で示した。「失敗することが大事。課題から目を背けないで1個1個解決していけばうまくなる」と励まし、ミスした児童は少しはにかみながら「ハイ」と元気に返した。

 その様子を見ていた三浦市野球協会の会長を務める藤井正男さんは「コロナ禍で2年間、子どもたちは十分に練習や試合ができずにいた。プロの技を吸収できる贅沢な時間を活かし、未来のスターが誕生すれば嬉しい」と期待を寄せた。

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