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三浦 教育

公開日:2022.07.22

諸磯・名向小
体育館に響くオペラの美声

 名向小学校で7月15日、ソプラノ歌手によるオペラが全校児童約150人に披露された。

 華やかなピンク色のドレスに身を包み、体育館のステージに立ったのは、横須賀市大津出身の横森由衣さん。オペラの名曲『ジャンニ・スキッキ』より『私のお父さん』など、大きく両手を広げながら高音を響かせると=写真=、児童から「あんな声が人間から出るなんて」といった感嘆の言葉を浴びた。

 東京藝学大学院で音楽研究科修士課程オペラ専攻修了後、宮本亞門さんが演出するオペラ劇などに出演するなど、プロとして活動する横森さん。その傍ら、2019年10月に横須賀市立公郷小学校で音楽専科を担当するうちに「学校教育における音楽の在り方を研究したい」と同大学院音楽教育(修士)に再入学。名向小では年度末に、劇と音楽を組み合わせた「オペレッタ」を開催しており、今年2月に見学した際に、中山賢一校長から「音楽の授業としてオペラを観せてほしい」とのオファーがあり、快く承諾した。

 『校歌』や『ドレミの歌』など児童からお礼の歌を届けられた横森さんは「純粋でキラキラした歌声に胸打たれた。これを機に音楽の素晴らしさを知ってもらえれば」と期待を寄せた。

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