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三浦 社会

公開日:2022.11.04

三浦RC
「期待から確信に」
未来へと繋ぐ多世代食堂

  • 子どもから高齢者まで多くの来場者で賑わいを見せた最終日

 三浦ロータリークラブ(奥山浩司会長)による市内初の取組「みんなの食堂」が10月1日から22日までの毎週土曜に南下浦市民センターで行われた。4日間を合わせ約220食の利用があり、好評のうちに幕を閉じた。

 奉仕活動に従事する同クラブが「子ども食堂」がない三浦で需要を探ろうと企画。カレーライスを中学生までの子どもは無料、大人は300円で食べられる仕組みにした。回を重ねる毎に支援者も増え、食材や飲み物の寄付もあった。

 最終日には、開始30分前から行列ができ、1時間半で65食を提供。初声小の児童やその親が多く訪れたほか、独り暮らしの高齢者の姿も見られ、3世代にわたって賑わった。小学4年生の子どもを連れた保護者は「たくさんの人と団欒を囲んで食べることは、自宅や学校とはまた違い、皆いつもより美味しく感じると思う。今の時代だからこそ、こうした居場所が必要」と継続を望んだ。

 子育て賃貸住宅等整備事業により、同センターは23日で閉館したものの、奥山会長は「ニーズがあるという証明ができ、我々含め市民の期待が確信に変わった。今後も三崎などで展開していければ」と前を向いた。

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