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三浦 教育

公開日:2022.11.18

白秋直筆の歌詞発見
”詩魂のふるさと”にエール

  • 白秋直筆の歌詞(右)昭和6年頃の白秋(左)

 明治から昭和にかけて文学界をリードした故・北原白秋。生涯で30カ所にも及ぶ転居をしたことでも知られる。人生の再スタートを決意して1913(大正2)年の春、28歳で結婚。一家を引き連れ、三崎町向ヶ崎・異人館に転居した。その後、三浦七福神『桃林布袋尊』として親しまれる見桃寺(白石町)に住まいを移した。大ヒットとなった『城ヶ島の雨』はこの頃に完成した。

 1937(昭和12)年には三崎小校歌も作詞。作曲は山田耕筰という当代一流の名コンビだ。沿革誌の一節に「殊更、徳目を挿入せず、むしろ児童が日常と接触する郷土の自然美を内容にもち、これに教育精神を織り込み…」とある。校長室には、白秋直筆の歌詞が大切に保管されている。

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