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公開日:2022.11.18

晴海町在住鈴木松枝さん
100歳の秘訣は太極拳
修練40年の功績に表彰

  • キリリとした表情で独特の構えを見せる鈴木さん

 三浦太極拳同好会(水上俊郎会長)が発足40周年を迎えた。それを記念して11月10日、初期メンバーが太極拳の普及活動を行う無拳無意求太極会(主宰・尾崎早瑠子氏)から表彰された。最高齢は晴海町在住の鈴木松枝さんで、12月には100歳になる。賞状を手に鈴木さんは「動きが身に沁みついている。おかげで長生きできた」と笑みをこぼした。

 太極拳は、古来中国から伝承された武術。呼吸に合わせた優雅な動きで、下半身の筋力や持久力、平衡感覚を養える。日本でも健康法として取り入れる愛好家が多い。

 木漏れ日の中、太極拳をする中国人をサントリーのCMで見て、憧れを抱いたという鈴木さん。60歳の時、初声市民センターで行われた講習会に参加し、講師の尾崎氏から指導を受けた。無理なく体を動かせる競技の魅力に取りつかれた。1998年に開かれた「かながわ・ゆめ国体」の閉会式で集団演武を披露した経験も持つ。今年9月には、長寿を祝って内閣総理大臣から祝い状と記念品が贈呈された。

 毎週木曜に、潮風アリーナや同センターで活動する同好会。コロナ禍以降、しばらく自粛していた鈴木さんだが、自宅の庭での練習は欠かさなかった。1月に転倒して股関節を骨折したものの、術後の経過も良く、今ではまた立てるまでに回復した。「光陰矢の如し。ずっと太極拳を続けていたから、お腹も足腰も強い。風邪も引かない、食欲も旺盛。皆さんと出会えて良かった」と周囲に感謝を示した。

 また、河田アイ子さん(92歳・和田在住)、吉田よし子さん(67歳・松輪在住)さんも修練40年の功績に表彰を受けた。

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