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三浦 トップニュース経済

公開日:2022.12.16

回顧2022

 新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たないまま幕を開けた2022年だったが、数年ぶりに復活したイベントやスポーツ選手の活躍が目立ったほか、新たな取組や施設の誕生も多く見られた。一方でウクライナ情勢の悪化に伴う物価高騰が問題となった。紙面で紹介した話題から一年を振り返る。

1〜3月

 京浜急行電鉄が1月、京急油壺マリンパーク跡地に「京急油壺温泉キャンプパーク」をオープンした。たき火やバーベキュー、車中泊ができる場に生まれ変わった。

 犬猫の保護や譲渡に取り組む「三崎動物保護センター」が2月に開設した。全国でも数少ない動物病院併設型で、行き場を失った犬猫の保護だけでなく、負傷や衰弱した野良猫の治療・不妊去勢手術なども行っている。

 三浦市は3月、南下浦市民センター用地で建設計画を進めていた子育て賃貸住宅等整備事業の優先交渉権者に、合人社計画研究所グループを選定した。7月には特定事業契約を締結。2024年6月の供用開始を目指している。それに伴い、南下浦市民センターが10月で閉館。南下浦出張所は、近隣に移転した。

4〜6月

 古民家再生事業を展開するミウラトラストは、江戸時代に建てられたといわれる元三浦市長・久野隆作氏の商家を改修した「三崎宿 江戸の蔵宿」を4月にオープン。観光客を日帰りから長期滞在へと促すことで、夜の賑わい創出に繋げている。

 高円坊にある農業生産法人デリーターファームは5月、ニジマスの釣り堀をオープンした。水源地跡地の湧き水を利用し、畑に囲まれた一画に生け簀を設置。三浦の新たな観光スポットとして人気を集めている。

 海外町在住の飯田響さん(三崎中2年)が6月に「全国中学生レスリング選手権大会」女子58kg級で3位入賞。妹の奏さん(三崎小6年)も7月の「全国少年少女レスリング選手権大会」女子58kg超級で優勝に輝いた。

7〜8月

 菊名在住のギャンビル・ウイリアム海音さん(星槎高校1年)が7月、全日本ライフル射撃競技選手権ビームライフル立射60発で優勝。10月には、国体エアライフル少年男子立射60発の部で4位に入賞した。

 六合交番が、来年3月末で廃止になることが7月に明らかになった。県警が進める交番再編計画の一環で、建物は取り壊さずに連絡所として活用されるほか、「アクティブ交番」(車両)の導入も予定されている。

 日本伝統の手漉き和紙文化を守ろうと、矢作区を拠点に活動する市民有志がオリジナルの手漉き和紙を完成させた。

 和田・荒井浜海水浴場で海開きが行われた。三浦海岸・大浦・横堀は見送られた。海の家を設置する事業者がいないことが主な理由で、今夏は県内25カ所のうち21カ所が開設され、横須賀市の猿島も開設されなかった。

 学校法人水野学園は8月、二町谷埋め立て地で計画を進めていた「日本さかな専門学校」が、神奈川県私学審議会において正式に開設の認可を承認されたと発表した。魚に関する知識を学べる専門学校の誕生は日本初。来年4月に開校する。

10〜12月

 三浦ロータリークラブが10月に「みんなの食堂」と銘打った取組を南下浦市民センターで行った。「子ども食堂」がない市内で需要を探ろうと企画。多世代がカレーを頬張る姿が見られた。

 安倍晋三元首相の国葬が9月に行われ、市は本庁舎前に半旗を掲げた。

 物価高騰の影響を受ける児童・生徒の保護者の経済的な負担を軽減するため、市は10月から来年3月まで、市内小中学校の学校給食費を全額補助することを決めた。

 三浦学苑高校軟式野球部の小宮翔音さん(3年/城山町)と佐藤大雅さん(3年/下宮田)、鈴木優太朗さん(2年/高円坊)が10月に国体に出場。結果は3位だった。

 11月に県内で初開催されたシニア世代によるスポーツ・文化の祭典「ねんりんピックかながわ2022」に市内から水泳、剣道、軟式野球、バウンドテニスの5人選手が出場。野球チーム「横須賀シニアクラブ」がブロック優勝を飾った。

 三崎小学校が創立150周年を迎え、11月に記念式典が開かれた。在校生や地域住民など約250人が節目を祝った。

 ちゃっきらこ保存会は11月に日本青年館で開かれた「全国民俗芸能大会」に出演し、「チャッキラコ」を披露した。同大会の前身となる「郷土芸能と民謡の会」に出演以来91年ぶりの大舞台で少女たちが舞った。

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