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三浦 経済

公開日:2023.01.20

「3つの重点課題」力説

  • 熱弁を振るった鈴木金太郎会頭

  • 平松廣司理事長

三浦商工会議所 賀詞交歓会

 三浦商工会議所による新春賀詞交歓会が1月10日に開かれ、議員や来賓ら約60人が出席した。

 冒頭、挨拶に立った鈴木金太郎会頭は、コロナ禍で昨年も思うように事業ができなかったことと、11月の第24期議員の改選で会頭に再任した経緯を振り返った。

 商議所の重点課題として、第1に漁港経済の再生を挙げた。「三崎マグロ」のブランドを守るため、高度衛生管理された三崎港全体の整備と県外船の誘致、水揚げ増加対策といった問題解決の必要性を説き、「事業者一人ひとりがマグロをいつもよりも多く売り買いする努力をすれば、全体として大きな経済効果が生まれる」と呼び掛けた。第2は観光振興。アフターコロナを見据え、「三浦市だけでなく、横須賀、鎌倉、逗子、葉山の三浦半島エリアでの観光を視野に入れるべき」としたうえで、「二町谷埋立地や城ヶ島西側地区再整備、三崎下町、油壺、三浦海岸、小網代の森など、三浦の観光資源を今の社会ニーズにあった形で提供していけるかを考えなければ」と強調した。第3は地域資源を活用した産業振興。マグロのほか、近海の魚介類や農産品など豊かな資源について触れ、商議所が進める「三浦ブランド」事業も地元の一次産業を支える漁協や農協と連携しながら、新たな商品開発をより一層推進していく意欲を示した。最後は「これからも地域の事業者の役に立ち、信頼される商工会議所を目指し、努力していく」と締めくくった。

 また、ミニ経済講演会として、かながわ信用金庫の平松廣司理事長が登壇。「今年の景気、経済予測⇔私見」と題し、地域経済に徹する大切さを訴えた。

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