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三浦 トップニュース社会

公開日:2023.02.03

くろぜむ農園
「なでしこブランド」認定
市内3件目は乾燥野菜

  • 「海風のドライベジ」を持つ山田さん

 女性が開発に貢献した商品を認定する県主催の「神奈川なでしこブランド」事業で1月26日、新たに14件が発表され、「くろぜむ農園」(菊名)が手掛ける「海風のドライベジ」が選ばれた。市内の事業者では3件目。きょう2月3日に県庁で認定式が行われる。

 女性の活躍を促進するため、2013年度から始まった同事業。コロナ禍で3年ぶりの募集となり、8回目を数える。市内では過去に(株)高梨農園の「高梨農園の無添加手作りジャム」、(株)三崎恵水産の「まぐろコンフィ まぐろ屋さんのごちそうツナ」が認定された。

 今回は46件の応募があり、食料品・飲料5件、生活・文化用品7件、サービス2件が認定され計145件となった。

「気軽なお土産に」

 くろぜむ農園は1千年以上続く農家で、埼玉県出身の山田靖子さんが10年ほど前に嫁いできた。「市外から電車やバスで来た友人は、マグロや大根といった重い生もののお土産しか買えず、もっと気軽に三浦を訪れた証を作りたかった」という思いが芽生えた。

 そこで義母の芳子さんが作っていた乾燥野菜(割干し大根)の種類を増やすことを考案。海風のミネラルを豊富に含んだキャベツやニンジン、スイカ、メロンなどの栽培から加工、流通、販売まで一貫して行う6次産業化を実現した。

 そのままでポリポリとした食感を楽しめるほか、炒め物に加えたり、酢で和えてピクルスにしたりして、「軽くて便利でヘルシー。賞味期限も長い商品」と紹介する。

 神奈川県立保健福祉大学栄養学科の学生とコラボし、炊き込みご飯や薄焼き卵といったレシピも開発。「ぜひ若い人にも食べてほしい」と山田さん。三崎港のうらりほかで販売されている。

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