三浦 トップニュース経済
公開日:2023.02.17
家飲み横丁荏原さん
食品加工でロスゼロへ
「アトツギ甲子園」に出場
中小企業の後継者が新規事業アイデアを競う「アトツギ甲子園」東日本ブロックがきょう2月17日、品川グランドホールで開かれ、三崎で通信販売事業を展開する「家飲み横丁」の荏原秀彰さん=人物風土記で紹介=が出場する。提案テーマは「三浦市のフードロスをゼロに〜サステナブル食品加工を〜」。地域課題を解決するため、料理人である父・秀介さんの力も借りながら舞台に立つ。
アトツギ甲子園は、中小企業庁が主催するイベント。2021年から行われており、3回目を数える。対象は39歳以下の中小企業の後継者。今回は全国から192人の応募があり、書類選考の結果、東日本、中日本、西日本の3ブロックで15人ずつ選出された。各ブロックで上位5位以内に入れば、3月3日(金)に開催される決勝大会に進出でき、事業化に向けた販路開拓に取り組む際に、上限200万円、補助率3分の2の持続化補助金の申請が可能となる。
廃棄防ぐ食材
居酒屋を経営していた荏原さん。そのノウハウを活かし、2020年10月から通販事業を開始した。当初は、〆サバや鰤しゃぶ、金目の煮つけなど、冷凍のみを配送していたが、運搬料が高くつく上、巨大な冷凍庫が必要だった。加えて、コロナ禍で外食需要低迷や温暖化による収穫量の供給過多に悩む農家は、処分費を払って作物を廃棄せざるを得ない状況を目の当たりにした。
そこで、行き場のなくなった野菜を農家から安価で購入。三崎で地魚料理店「食房MIURA」を営む父・秀介さんと共に、大根やマグロが入ったレトルトカレーのほか、水煮など缶詰の加工・配送も手掛けた。
大会を前に荏原さんは「生産者も消費者も笑顔になる取組を多くの人に知ってもらい、三浦を全国から注目されるまちにしたい」と意気込んだ。
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