戻る

三浦 教育

公開日:2023.03.31

小パール隊
海洋教育に長年尽力
市教委から感謝状授与

  • 及川教育長(右)から感謝状を受け取った出口理事長

 三浦市内の学校で長年海洋教育に尽力したとして、NPO法人小網代パール海育隊(小パール隊/出口浩理事長)に3月23日、三浦市教育委員会(及川圭介教育長)から感謝状が贈られた。

 明治期に世界初の真珠養殖が行われた小網代湾。東京大学の三崎臨海実験所やみうら漁業協同組合の有志ら産学官がタッグを組み、三浦産真珠の復活プロジェクトに取り組んだ出口理事長は2015年5月、小パール隊を発足した。以降、母貝となるアコヤガイへの核入れや浜揚げ作業のほか、マダイの稚魚放流など、未来を担う子どもたちに海への興味関心を抱いてもらおうと、体験型授業を主催している。

 市は「海業元年」と位置づけた来年度、海洋教育の一つの柱に「海業」の概念を盛り込む。「その節目に、長い間、児童生徒に三浦を愛する心を育ませた小パール隊にお礼を伝えたかった」と及川教育長。出口理事長は「ここまで続くとは思わなかった。三浦に恩返しできる子が出てくれれば」と展望を語った。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS