三浦 トップニュース教育
公開日:2023.04.14
剣崎・南下浦小が統廃合
2025年4月に決定
三浦市教育委員会は3月28日に行われた第4回総合教育会議で、剣崎・南下浦小学校を2025年4月に統廃合する方針を報告した。その後に開かれた市教委3月定例会で決まった。今後は準備委員会を立ち上げ、今年7月には個別計画をまとめる予定だという。
少子化に伴い、小学校の適正規模・配置の検討は、15年度から行われてきた。19年度には、市教委が小学校を8校から3校に統廃合することなどを盛り込んだ「学校教育ビジョン」を策定。ただ一部の市民から反発を受け、21年度に見直した。
22年度にかけて教職員と保護者、市民を対象に「これからの学校教育のあり方」をテーマにしたアンケートを実施。これを踏まえ、今年2月に改訂版を策定した。同月末には、21人以上の学級を維持できない剣崎・南下浦・三崎の3校を統廃合検討対象校に決定した。
市教委によると、剣崎小PTAが3月に統廃合の適期を25年度とする意見書を提出。保護者との意見交換会では「バス停の安全確保、災害時の避難経路などの話し合いが必要」「閉校は避けたいが、子どものために統廃合はやむを得ない」といった声が上がった。
そこで南下浦小の利用を続けながら剣崎小が移転する形で、25年4月に統廃合する方針を決定。南下浦小の意見交換会でも反対はなかった。
統廃合しても全学年単学級で、概ね21人を超えるが、現剣崎小4年生はいないため、9人になる学年もありそうだ。
三崎小については、4月13日に開催予定の全体保護者会で統廃合検討対象校になった経緯を説明。今後、具体的な流れを決めていくという。
(4月11日起稿)
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