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公開日:2023.06.09
三浦RCが60周年
会員増で記念式典、盛大に
三浦ロータリークラブ(三浦RC/奥山浩司会長)は6月4日、創立60周年記念式典を三浦市民ホールで開催した。昨年6月に29人だった会員は現在56人にまで増加。最年少は34歳、最年長は91歳。他クラブなどから注目を浴びる中、これまでの軌跡を振り返りながら、次年度に向けて決意を新たにした。
国際的な奉仕団体として、世界4万6千以上のクラブ、約140万人の会員が活動するRC。三浦RCは1962年、横須賀RCのスポンサーにより、当時酒店や燃料店などを営んでいた香山角太郎氏を会長に28人のメンバーで設立した。
ポリオ根絶運動や障がい者らを招いた芋掘り例会の実施、コロナ禍の緊急対策として医療機器やフェイスガードを市に寄贈してきたほか、60周年記念事業では、子ども食堂がない市内で需要を探ろうと「みんなの食堂」と銘打った取り組みや国道134号線沿いで老朽化した交通安全標語看板の塗り替え、地元の子どもなどと三浦海岸で清掃するなど、さまざまな活動を展開。3月には、元内閣総理大臣・小泉純一郎氏を講師に招いた記念講演会を開き、2009年の政界引退後14年ぶりに、同氏の熱弁を振るう姿を市民が目にした。
式典当日は、吉田英男市長や衆議院議員・小泉進次郎氏、他クラブ会員など、来賓と関係者を合わせて約130人が出席した。オープニングアトラクションで舞台に現れたのは、南下浦・初声中学校吹奏楽部員と国内女性ソプラノサックス奏者の草分けとして知られる会員の朝本千可さんによる合同スペシャルバンド。朝本さんは、市立中学校吹奏楽部の楽器購入支援とプロ音楽家との共演で生徒の文化的意識向上などを目的とした「港音楽祭」を催しており、三浦RCも協力した。60年前に発表された坂本九の楽曲『明日があるさ』ほか4曲を披露すると、会場に手拍子が響いた。
あいさつに立った奥山会長は、奉仕の精神を紡いできた歴代メンバーらに感謝の意を示した上で、「これからも地域に必要とされる存在として、国際理解・親善・平和を理念として活動していく」と力強く語った。
そのほか懇親会では、三崎恵水産(石橋匡光社長/三浦RC会員)によるマグロ解体ショーなどが行われた後、会員増強委員長を務める二塚雅則さんが新入会員27人を紹介。前述した初代会長のひ孫にあたる香山賢一郎さんの姿もあった。二塚さんは60年の歴史の中で初の退会者0人であることにも触れ、「今後も奉仕の輪を広げていく」と更なる飛躍を誓った。
多世代集う食堂初声で第3弾
昨年10月に旧南下浦市民センターで、今年2月に東岡区民会館で行われ、盛況のうちに幕を閉じた「みんなの食堂」。その第3弾が、あす6月10日から7月1日までの土曜、初声市民センターで開かれる。各日午後5時から7時まで。なくなり次第終了。
中学生まで無料、大人は300円で、カレーライスを食べられる。詳細は三浦RC事務局(三浦商工会議所内)【電話】046・881・5111
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