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三浦 文化

公開日:2023.07.21

城ヶ島・海南神社
「お船唄」奉納
5年に1度 例大祭で奉納

  • 境内で歌声を響かせた村田会長(左)を含む保存会

 「ヤーラーめでたいな」。城ヶ島の海南神社で7月8・9日、5年に1度の例大祭が執り行われた。初日には、180年以上の歴史を持つ「お船唄(ふなうた)」が奉納された。

 同神社は1570年に三崎の海南神社から分霊された。江戸中期には、神輿の海上渡御が文献に登場。三崎の例大祭で花暮地区が年番にあたる年に、島から御座船を仕立て、三崎の神輿船に続く形で海上を渡御した。その船内で歌われたのが船唄だが、1890年に三崎と城ヶ島の間で揉め事が起こり、合同祭礼は行われなくなったとされる。船唄は以後、城ヶ島のみで披露されてきた。1841年に記された歌詞の写しが島内にあり、長い歴史があることが確認されている。

 神事前に城ヶ島御船唄保存会の3人が『御神輿曳出(ひきだ)し』など3曲を独特の調子で歌った。「島の伝統芸能を若い世代にも継承していきたい」と保存会の村田吉雄会長。その後、神輿が担ぎ上げられ、島内を巡回した。

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