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公開日:2023.09.08

コロナ感染者、三浦で拡大
定点把握で県内最多

 県衛生研究所は8月31日、定点医療機関から報告された新型コロナウイルスの平均患者数が8月21日〜27日の1週間で18・1人だったことを公表した。5類移行直後(5月8日〜14日)と比べて約7・8倍増。保健所別では、三浦市を管轄する鎌倉保健福祉事務所三崎センターが32人で、県内最多となった。

 新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルと同じ5類に移行したことに伴い、厚生労働省は全国の感染者数を毎日公表する全数把握から、地方自治体が選んだ定点医療機関の報告に基づく定点把握に切り替えた。現在は月曜〜日曜に確認した感染者数の平均値を週1回、翌週の金曜に公表している。

 県内の定点医療機関は380カ所指定されている。そのうち今回は356カ所から報告があり、前週の15・06人より3・04人増。保健所別の上位順では、三崎センターに続き、茅ヶ崎市で29・3人、厚木で27・16人となった。三崎センターでは6月12日〜18日に10人を、7月17日〜23日には40人を超えていた。

 県内全体の年代別に見ると、20代以下が44・64%、30〜50代が36・3%、60代以上が19・06%を占めた。

 8月30日時点の県内入院者数は1595人(前週比77人減)で、重症者数は49人(同15人増)。確保病床の使用率は58・34%(同1・32%増)で、重症は35・53%(同13・03%増)だった。

 こうした状況を踏まえ三浦市は9月1日、公式LINEでコロナ感染者増の案内を発信。手洗いや消毒、マスクの着用、換気など基本的な感染対策のほか、基礎疾患のある人が感染すれば重症化リスクも高まることにも触れ、大人数で集まったり、高齢者と会ったりする場合は感染予防を心掛けるよう注意を促した。

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