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三浦 トップニュース社会

公開日:2023.10.06

「キエーロ」で生ごみ減量へ
10月から市が購入補助

  • キエーロの使用を呼びかける市廃棄物対策課の長谷川さん

 三浦市は、生ごみ処理器「キエーロ」の購入費補助金制度を10月から開始した。ごみ減量化再資源化推進事業費として、9月一般会計補正予算に56万8千円を計上。市民が購入する際、販売価格の80%を補助している。

 キエーロは、土の中にあるバクテリアを利用し、生ごみを消滅させる容器。水切りの必要がなく、臭いや虫の発生を防ぎ、電気代などランニングコストもほぼ掛からない。25年ほど前に葉山町在住の夫婦によって考案され、現在は町で千円の個人負担で販売。2020年に町が行った調査では、35%の世帯が自宅で生ごみを処理していた。

 市廃棄物対策課は16年度からキエーロのモニター募集を実施したが、期間や数量に限りがあるため、今年1月には三浦建設業組合が製作したキエーロを2万円(税込)で販売。さらなる普及を目指し、今月1日から購入費の補助を始めた。

 サイズや足付き・無しなど5種類あり、市民の負担額は3200円〜4400円(税込/市内販売店で購入したものに限る)。また、使用時に必要な黒土は無料配布。キエーロ以外にもコンポスト(補助率80%)や電動生ごみ処理器(同50%)も補助対象となる。

 同課によれば、市内のごみ総排出量は昨年度1万4799t。過去5年間の推移を見ると減少傾向にあるが、今年8月に食品ロス発生量調査のため、燃せるごみ100kgを採取・分類したところ、そのうち生ごみが56%を占めたという。同課グループリーダーの長谷川智行さんは「家庭ごみの中で生ごみは減らしやすい。食べ残しに気をつけ、キエーロも活用してほしい」としている。

 キエーロ購入に関する問い合わせは同組合【電話】046・888・5321

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