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三浦 教育

公開日:2023.10.20

名向小6年
ジオラマで新井城学ぶ
特別講師にアダチさん

  • ジオラマを解説するアダチさんと興味津々の児童たち

 名向小学校の6年生32人が10月13日、三浦一族を研究する小網代在住のアダチ・クリスティ(安達則子)さんを特別講師に招いた授業を受けた。

 「よりよいまちをつくろう」をテーマとした総合学習の一環。児童らは学校周辺で情報収集する中で「地域の歴史をまちづくりに生かせないか」と思い立ち、市民サークル「中世三浦歴史探検隊」で隊長を務めるアダチさんに声を掛けた。

 冒頭、アダチさんは「歴史が嫌いだった」と告白。歴史に興味を抱いたきっかけは、自身の建築デザイン事務所の前にあった小さな山だったという。調べると、三浦道寸に忠義を誓って新井城落城の際に自ら命を絶った4人の義士塚だと知って以降、500年以上前の世界にのめり込み、引橋や新井城などを再現するジオラマを制作。三浦一族の魅力を発信してきたことを説明した。最後にアダチさんは「海と崖に囲まれた難攻不落の名城・新井城。まだ当時の面影が残っている。気になった子はこれからも調べて」と授業を終えた。

 興味深そうに聞いていた星野仁志(さとし)さんは「三浦に城があるなんて知らなかった。おもしろそうなので、今度行ってみたい」と笑顔で語った。

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