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三浦 経済

公開日:2024.01.19

経済活性化に一層注力
市長・会頭が抱負語る

  • スポーツ振興に貢献した選手に表彰状を手渡す吉田市長(左)

  • 熱弁を振るう鈴木会頭

笑顔あふれるまちに

 三浦市の新年祝賀式が1月5日、三浦市民ホールで開かれた。

 冒頭のあいさつで吉田英男市長は、今年は市政69年で、長野県須坂市とは姉妹都市50年の節目、豪・ウォーナンブール市とは30年にわたって交流していることを紹介。

 また、海業元年と位置づけた昨年を振り返り、「経済活性化に向け、さらなる海業の発展に向けた取り組みを加速していく。歴史ある三浦市が今日あるのは、先人たちの苦労の賜物と痛感している」と思いを述べた。

 元日の夕方に発生した能登半島地震については「いざという時に市民の期待に応える備えが重要だということを再認識してほしい」と仕事始めで市職員に訓示したことに触れたほか、6月には子育て賃貸住宅と併用した南下浦市民センターが完成し、新たな拠点として機能していくことへの期待感をにじませた。

 最後は「今年も『人よし、食よし、気分よし』というキャッチフレーズで市の魅力を発信していく。皆さんの笑顔があふれるまちになるよう、大きな力の輪を作っていきたい」と締めくくった。

 その後、表彰式が行われ、市政やスポーツなどに貢献した人へ吉田市長から賞状が贈られた。

信頼される存在へ

 三浦商工会議所の新年賀詞交歓会は、9日に同商議所で開かれた。

 あいさつに立った鈴木金太郎会頭は、市内のマグロ事業者で昨年7月に設立した「まぐろ未病改善効果研究会」では、抗酸化成分「セレノネイン」が多く含まれる部位の血合いを健康食として売り出していくことを話題に上げた。「キックオフイベントでの試食会は大変盛況だった」と市内の飲食事業者によるメニュー開発に新たな可能性を示した。さらに、「事業者一人ひとりがマグロを通常よりも多く売り買いするよう努力すれば、全体として大きな経済効果が生まれる。三浦だけではなく、三浦半島エリアでの観光として捉える必要がある」などと持論を展開。「会議所の課題である漁港経済の再生、観光振興、地域資源を活用した産業振興に注力していき、地域の事業者の役に立ち、信頼される商議所を目指していく」との意欲を述べ、出席した議員や来賓に理解と協力を呼びかけた。

 また、かながわ信用金庫の平松広司理事長による恒例の「ミニ経済講演会」が行われた後、祝賀会を開催。参加者たちは互いに交流を深めた。

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