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公開日:2024.01.19

能登半島地震
被災地支援、三浦で広がる
義援金寄付など動き活発

  • 募金箱を手に会場で寄付を募る三崎朝市協同組合の立川理事長(左)と田中理事

 元日の夕方、石川県で震度7の激しい揺れを観測した能登半島地震。行政や各団体は、約550Km離れた被災地に思いを馳せ、懸命な支援活動に取り組んでいる。今、私たちにできることは何か。市内の動きをまとめた。

市内各所に募金箱

 三浦市は、日本赤十字社神奈川県支部三浦市地区の事務局を務める福祉課が中心となり、1月9日から同課、市民サービス課、南下浦出張所、初声市民センター、三浦市民交流センターニナイテ、潮風アリーナの6カ所に募金箱を設置した。問い合わせは同課【電話】046・882・1111

 三浦市社会福祉協議会は、共同募金会による義援金を募集した。引橋の安心館、三浦海岸のボランティアセンターとフレイルサポートセンター、三崎口のどんどんデイサービスセンター、小網代の暖館の5拠点に募金箱を設け、指定口座に直接振込も可。詳細はボランティアセンター【電話】046・874・9882

救え、輪島朝市

 三崎朝市協同組合(立川哲夫理事長)は、日本三大朝市の一つ「輪島朝市」の力になろうと、今年初となった1月14日の初市で募金活動をした。

 三崎・輪島ともに全国朝市サミット協議会のメンバーで、立川理事長と田中美代理事らは2016年に輪島市で開かれた「全国朝市サミット」に参加した。「三崎とはまた違う雰囲気で、おばちゃんたちのお客さんに対する接客は味があって良かった」と振り返る。

 「真っ先に皆の顔が浮かんだ」。大規模火災の報道を見た時、田中さんは世話になった人の安否を気遣った。同協議会事務局の函館朝市協同組合連合会を介し、関係者の自宅が火災に見舞われ、連絡が取れない人もいるなどの情報を得た。

 初市で募金箱を置くと、客だけでなく、札を入れる店主もいた。「一日も早い復興を」と2人は願い、今後も朝市会場で寄付を募るという。

JCは物資提供

 日本青年会議所(日本JC)神奈川ブロック協議会は、石川県に物資を提供した。地震発生翌日の2日、三浦JCの鈴木雄二さんら役員の呼びかけで、ブルーシートや水、簡易トイレなど被災地で必要な物資をトラックに積み込み、5日にJC石川ブロック協議会に届けられた。その後、県内各地に運ばれた。

ハザードマップ刷新へ

 県が設定した津波浸水想定をもとに、災害時に津波による浸水が予測される区域や避難所、標高などの情報をまとめた「三浦市津波ハザードマップ」は、18年12月に市民に配られている。

 防災危機対策室では現在、これまでの津波のほか、地震や高潮、土砂など総合的な災害によって想定される被害を反映させた新たなハザードマップを製作している。冊子型で、区長会を通して、今年度中にそれぞれの家庭に配布される予定。

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