450人以上の「みうら人」が一堂に──。
タウンニュース三浦編集室では6月21日(金)から23日(日)の3日間、「人物風土記」=写真=の回顧展を開催する。三浦市民交流センターニナイテ(ベイシア三浦店2階)で、午前9時(初日は正午)から午後9時(最終日は4時)。入場無料。
2006年6月の三浦版創刊以来、毎号一人に焦点を当て、その活動や取り組みから浮かび上がる人物像を紹介するコーナー。これまで登場した地元ゆかりの人物は、政治家・経済人・市民団体の代表・スポーツ選手・音楽家・お笑い芸人まで多士済々の顔ぶれ。
会場では、読みやすいサイズに拡大して展示。創刊号から最新号まで、紙面に掲載した人々の"顔"がずらりと並ぶ。近年の題字は、吉田英男市長が揮毫している。
あの日 あの頃プレイバック島のために、がむしゃらに
創刊翌年の17号には、城ヶ島観光協会の会長を務めた青木良勝さんが登場。茶色く変色した当時の紙面を手に「光栄だった。良い看板代わりにもなった」と懐かしんだ。
「まぐろのお宿 城ヶ島さんご荘」の3代目として、また協会では最年少会長として「水仙まつり」「白秋まつり」など多彩な催しの開催で島の魅力を発信した。「先輩方から『やりたいことをやれ。責任は持つから』と心強い言葉をかけてもらったおかげで、がむしゃらに活動できた」
取材時に44店あった協会員は現在半減したが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した雄大な自然は変わることなく、カップルがフォトウェディングに訪れるほか、ホテルの建設も進む。「今度は私が支える番」。かつて自身を励ましてくれた人々の思いを受け継ぎ、いずれ次の若い世代が島に繁栄をもたらしてくれることを信じて疑わない。
実は息子の康平さんもAKB48の曲を手掛けたという話題で、299号に掲載。音楽好きだった良勝さんのギターを手にしたことをきっかけに、作曲・編曲の道に進んだといい、子どもの話になると表情が和んできた。
最近の楽しみは養蜂。10年ほど前から始め、採れた蜂蜜は三浦ブランドに選ばれ、ふるさと納税の返礼品にもなった。「花粉をいっぱい付けた蜜蜂が、元気に巣箱に戻る姿を見るのがたまらない」。確かな誇りと喜びを持って暮らしていた。
![]() 第17号 青木良勝さん(43歳→60歳)
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![]() 蜜蜂の巣箱がある場所まで案内してくれた
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