海上安全と豊漁を祈願する「潮神楽」が16日、堀内の森戸神社で行われた。葉山町漁業協同組合(飯田實組合長)の主催。多くの参拝者が江戸時代から続く伝統の神事を見守った。
同社によると、潮神楽は京都の石清水八幡宮から鶴岡八幡宮に伝わった「鎌倉神楽」を起源とするもので、町無形文化財にも指定されている。代々口伝で継承されており、現在も約800年前と同様の形式をとっているという。
神楽は神主が行うのが習わしで、この日は「初能(はのう)」「掻湯(かきゆ)」「剣舞もどき」など8座を奉納。赤面の天狗と黒面の山の神が舞う「剣舞もどき」で飴や菓子が振る舞われると、訪れていた子どもや参拝客らは嬉しそうに手を伸ばしていた。飯田組合長は「今年も組合員一同が安全と豊漁に恵まれれば」と話していた。
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