逗子開成高等学校演劇部が、先月19日・20日に行われた第54回関東高等学校演劇研究大会で優秀賞を獲得し、初となる全国大会への出場を決めた。部員たちは意気込みを新たに、稽古に励んでいる。
東京や千葉、茨城などから13校が出場した同大会。逗子開成高校が上演したのはオリジナル作品の『ケチャップ・オブ・ザ・デッド』。ホラー映画を作ろうとする3人の青年が本物のゾンビと出会い、一緒に映画製作をしていくというストーリーだ。笑いをとる場面を作りながら、生と死や友情など普遍的なテーマを取り上げた。
審査員は「芝居に入り込んでしまった。ゾンビ演劇として完成されているし、人間の心情をよく描いており、生と死についても考えさせられた。新聞紙の使い方や舞台転換のセンスも良く、皆さんの演劇への愛を感じた」とした。
「反応が楽しみ」
教諭と部員たちによるオリジナル脚本の同作。昨年7月に完成し、稽古を開始した。週2回11人の部員が集まる。
稽古のほか、舞台演出も部員同士でアイデアを出し合い新聞紙で落ち葉を、囲いで建物の内と外を表現。大会では高く評価された。
映画好きが高じて入部したという部長の角田哲史さん(2年)は「台本を読んだ時、これは面白くなると手ごたえがあった。観ている人から笑いや拍手といった反応がもらえるのがモチベーションになっている」と語る。
次なる目標は全国頂点、最優秀賞だ。部員たちは「稽古を重ねて演技を磨き、多くの人に楽しんでもらえる舞台を作り上げたい」と意気込んでいる。
全国大会は7月27日から29日まで、佐賀県の鳥栖市民文化会館で開催される。
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