葉山町はこのほど、国が認定する民間企業と使用済みパソコンや小型家電の宅配回収に関する協定を締結した。宅配便を使い自宅まで取りに来る利便性で回収率を上げ、安心安全で環境に優しい再資源化を促進する。
町は先月28日、リネットジャパンリサイクル株式会社(中村俊夫代表取締役社長)と協定を締結。同日から宅配便を活用した使用済みパソコンや小型家電の回収を開始した。
同社はこれまで228の自治体と協定を結んでおり、葉山町は県内で10例目となる。
現在町では、パソコンはメーカーによる回収を案内し、小型家電は町内の資源ステーションで月1回、回収している。同社によると、データ漏洩への不安や廃棄方法の浸透不足から、メーカーの回収率は排出量に比べて5%にとどまっている。経済産業省の調査では47%の家庭で不要なパソコンが眠っているという。町は、パソコン等の回収率を上げ、リサイクルを推進したい考え。同社も行政の後押しを受けることで、認知度アップを狙う。
締結式で山梨町長は「何より便利で、安心。排出者責任が厳しく問われるなかで、基準にのっとった再資源化がされるルートが確保できて心強い。広く利用を呼び掛けていきたい」とし、中村社長は「リサイクルは継続的な取り組み。限りある資源の有効活用を促進し、このサービスで環境と社会への貢献をしていきたい」と語った。町は今後、広報などで周知していくという。
ネットで予約
サービスを利用するには同社ホームページから申し込む。年中無休で、希望日時に自宅まで回収にくる。段ボール(3辺合計140cm、20kg以内)に入るもので、家電リサイクル法に定められた「エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機」以外の電気や電池で動くものが対象。費用は1500円だが、パソコン本体を含むと無料になり、マウスやプリンター、キーボード、モニターなど周辺機器も一緒に入れることができる。
また、個人情報が入ったデータについては、消去するソフトを無料で提供しているほか、国の認定工場で安全にリサイクルされ、希望者には写真付き証明書の発行も行う。工場到着時や処理完了もメールで通知するという。
申し込みや詳細は【URL】http://www.renet.jp/へ。
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