星座にまつわるエトセトラ 「プロメテウス」
今の時期、20時半くらいの西の空に、うしかい座のアルクトゥールスが明るく輝くいています。
この星座はギリシャ神話で天をかついでいるアトラスと言われています。その弟はゼウスの意に反して天界の火を盗み、人間に与えた神・プロメテウスです。天界から見ると人間は無知と暗闇の中、自然の驚異と寒さにおびえた存在でした。ゼウスは「無知は罪をも知らず、幸せなのだ」言うのですが、プロメテウスは納得できません。更に詰め寄ると「もし人間に火を持たせたら、神同様に強力な存在となろうとし、オリュンポスすら荒らすだろう」と言われますが、火を盗み人間に与えます。暖を取り、調理もし、オリンピックの聖火も。人間は沢山の恩恵を受けましたが、不死のプロメテウスは永遠にハゲ鷹に腹を引き裂かれ、肝臓をついばまれ続けると言う刑を与えられてしまいました。
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