10年目の被災地【1】 忘れない つないでいくこと 3・11つなぐっぺし
東日本大震災の発生から10年目の3・11、私達学生に何ができるかを考え、改めてあの日何が起きたのかを考えつないでいく機会を作ろうと、被災地への学生ボランティアバスツアーと復興支援活動募金を考えました。
3月から4月にかけて街頭募金を14回行い、日を重ねるにつれてたくさんの方が募金してくれるようになりました。「頑張って!」「応援してる!」などのお声を頂いた時には、とてもやりがいを感じます。募金の一部を使わせていただきバスツアーを企画していましたが、緊急事態宣言で度重なる延期に。ようやく7月3日、4日に実施できました。
このバスツアーでは18人の中高生が集まり福島県の被災エリアを回りました。朝の出発後、通った逗子インターで土砂崩れが起こったことを知り、とても怖くなりました。1日目は、放射能の被害を受けた牧場の見学、福島県南相馬市の子ども達へのおもちゃ寄贈、東日本大震災原子力災害伝承館の見学などを行いました。
牧場では1頭約15万円安くなってしまうと聞き、10年経った今でも風評被害があることに衝撃を受けました。南相馬市の子ども達へ日本おもちゃの図書館財団からいただいたおもちゃを届ける活動も実施。市役所の方に寄贈式をセッティングしていただき、直接お渡しすることもできました。子ども達の満面の笑みは忘れられない思い出です。 〈続く〉
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