「ずしエンディングノートは格好の入門書」 vol.1 人生100年時代今から始める終活のススメ
このコーナーでは、終活カウンセラー協会認定講師で、「ずしエンディングノート」の制作や市主催の終活セミナーなどで講演する稲恵美子さん(2級ファイナンシャルプランナー・逗子市在住)が人生100年時代の終活について解説します。
人生100年時代と言われる今、長寿は様々な悩みをもたらします。
遺言書は書くべきか/老後の資金はどうすればいいのか/生命保険があることを妻だけでなく子どもたちに伝えたほうがいいのか/おひとり様の場合は生前契約をしたほうが安心なのか/自宅が空家にならないために/延命治療などの希望を家族は理解しているか/認知症になる前にやっておきたいこと/コロナ禍で変化が生まれているお葬式事情/地方にあるお墓の維持管理や移転など、多岐にわたります。
終活の間口は広く、人それぞれの人生を反映させた悩みや心配事があるのです。多くの方はまず遺言書を思い浮かべますが実は、いきなり取り掛かるのは非常にハードルが高いです。
ノート活用を
そこでオススメなのが、「ずしエンディングノート」。終活や介護、福祉の専門家が実態に即した内容に仕上げたので、これに書き込むことで次のステップに移りやすくなります。家族にその思いを伝えることもできます。エンディングノートは、法的効力がないので、自由に書くことができるのも特徴です。自分の現状を把握でき、頭の整理に繋がるほか、何かあったときに本人の希望がわかることで、家族の拠り所となるのも大きなメリットですね。
次回は具体的な遺言書の作成について。
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