逗子・葉山版 掲載号:2022年4月15日号 エリアトップへ

東逗子駅開業70周年実行委員会の相談役に就任した 三田村 鳳治さん 逗子市在住 100歳

掲載号:2022年4月15日号

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先人たちの想い 後世に

 ○…4月1日に開業70周年を迎えた東逗子駅。その請願運動で中心的な役割を果たした「生き証人」だ。「かつての歴史を伝えたい」との想いが地元有志に火をつけ、記念事業に向けた準備がスタート。「街のため、未来のためにと奔走した先人たちがいたことを知ってほしい」

 ○…沼間の法勝寺に生れた。当時は畑や田んぼが広がるのどかな場所で、逗子の小学校まで毎日、舗装されていない道路を歩いて通った。「自家用車なんてない時代。大人も子どもも大変な思いをしてた」。戦前から駅設置を要望する声は上がっていたが、転機となったのは終戦後、戦地から帰ってきた三田村さんたちが、故郷のまちづくりに携わるようになったことだった。「戦争で荒廃し、このままではいけないと思った。街の未来を考えた時、駅を作るしかないと考えた」

 ○…学生時代、演劇に熱中していたことから、「10年後の沼間」と題した公演を祭りの余興で披露。機運を盛り上げた。その後、誘致運動の副委員長となり、現在の貨幣価値で4億円ともされる整備費を賄うため資金集めに走り回ったほか、行政に働きかけるため逗子町議(当時)も務めた。戦争や横須賀市からの分離独立など、歴史の大波に翻弄されながらも、懸命に生きた日々を力強い声で昨日の出来事のように語る。「大変なことばかりだったが、歴史が紡がれ仲間たちも喜んでいると思う」

 ○…大学在学中に学徒出陣し、特攻隊に入るも出撃直前で終戦を迎えた。かつて、国のためにと命を落とした学友たちを今でも思う。「死にたくないのに死んだ人がたくさんいる。その人たちのためにも、精一杯生きないと」。世のため、人のため。その想いが街を作り、未来の礎となる。

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