逗子・葉山 人物風土記
公開日:2022.10.07
マスターズ水泳選手として活躍する
沼田 葉子さん(旧姓:海野)
葉山町在住 64歳
「目の前のことに全力で」
○…「健康のため」と再開した水泳にのめり込み、今では同年代で日本トップクラスを狙える「水泳選手」になった。9月に開催されたかながわスポーツマスターズ水泳競技大会の2部門で大会新記録をたたき出した。「年を重ねるごとに自己ベストを更新できている。狙うは日本一」と笑顔で語る。
○…葉山で生まれ育った。葉山中学校に入る際、病弱だった我が子を心配した母が水泳部の顧問と話をつけ、気が付いたら部員になっていたという。「先生はオリンピックの選手候補だった方で厳しかった。みっちり鍛えられました」と振り返る。高校まで続けたが、その後はプールから離れ、泳ぐこともなく60歳を迎えた。
○…年齢とともに膝や肩、腰の不調が増え、整形外科に通っていたところ、関節への負担が少なく運動できると水泳を勧められ再開した。「いろんな所が”経年劣化”し、痛みもある。だからこそ自分の体と対話してフォームを改善し、姿勢を整える。それが面白いのかも」とほほ笑む。毎日のように逗子や横浜のスイミングプールで練習しており、感染症拡大で休業となった際には葉山の海で泳いだ。「普段のプールでは使えないフィンを足に付け、良いトレーニングになりました」。飽くなき探求心と創意工夫、逆境をものともしないポジティブさがスピードの源だ。
○…テレビで元気な高齢者は散歩と水泳とカラオケをしていると見て、犬を飼って毎朝散歩し、一色にカラオケスナック「葉歌」をオープンした行動派。競技を始めた節目は新たな人生のパートナーを得たタイミングでもあった。健康でいたいという気持ちは、大切な人たちといつまでも楽しく過ごしたいという願いでもある。
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