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逗子・葉山 コラム

公開日:2022.12.02

星座にまつわるエトセトラ
「火星接近」

 火星と地球は2年2カ月毎に接近を繰り返します。12月1日がその日でした。今、火星はとても明るく大きく輝いています。接近と言っても、その距離はいつも違います。大接近の時もあれば小接近の時も。今回は中接近くらいでしょうか。

 太陽系の惑星は、それぞれが違う周期で太陽の周りを回っています。そのため惑星の位置関係はいつも変化しているのです。内側の軌道を回る惑星ほどそのスピードが速く、火星の内側を公転する地球(公転周期365日)は、火星(公転周期687日)に約780日(約2年2カ月)ごとに追いつき、追い越します。ほぼ円形の軌道の地球と楕円軌道の火星なので、接近の距離がいつも違うのです。その火星は今、オリオン座の上の方にいます。表面に酸化鉄が多く含まれている火星は、太陽の光を受けて赤く、今は大きく見えるのですぐにわかります。

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