逗子・葉山 コラム
公開日:2023.01.06
「住み続けるか、住み替えるか?」 vol.8
人生100年時代今から始める終活のススメ
このコーナーでは、終活カウンセラー協会認定講師で、「ずしエンディングノート」の制作や市主催の終活セミナーなどで講演する稲恵美子さん(2級ファイナンシャルプランナー・逗子市在住)が人生100年時代の終活について解説します。
2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれています。認知症になると自宅を売ったり貸したりが出来ません。元気なうちに自分の介護や住まいについてエンディングノートに書いておきましょう。
住み続ける場合▽建替え(2階建てを平屋に/敷地を分割して賃貸を併用)、リフォーム(手すりなどバリアフリー化)等ですが自宅に老人ホームの間取りで1室作る方法も。トイレ、洗面、ミニキッチンにベッドを備えて工事費は500万くらい。ホームに入居するより安価であり何より慣れ親しんだ我が家です。
住みかえる場合▽特養(特別養護老人ホームは要介護3から入居できる公的施設)は逗子葉山で5カ所あり、100〜200人待ちです。民間の介護付き有料老人ホームは、サ高住(サービス付き高齢者住宅)、住宅型有料老人ホーム、シニア分譲マンションなど種類が多く、費用とサービスが違うので事前に相談室などで説明を受けて比較し、入居体験もしましょう。食事を部屋に運んでくれない、看取りがない、通院の付き添いがないなど、入居後のトラブルに注意が必要です。
また自宅で介護するには地域に【1】在宅で診療してくれるお医者さんがいるか【2】介護の24時間サービスの有無など検討。逗子葉山では在宅医療現場は充実していますが、【2】はあまり需要がないそうで広まっていません。
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