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逗子・葉山 コラム

公開日:2023.05.26

星座にまつわるエトセトラ
「宇宙の覗き窓」

 天の川銀河の直径は約10万光年。その中に2、3千億個の星があると考えられ、地球から見上げている星空はその星たちです。春の20時頃、南の空の高いところに銀河系の外を見ることができる「宇宙の覗き窓」があります。銀河系はどら焼きのような形で、太陽系はその中心より外側に近いところにあります。横から見ると中心の膨らんだ方を見ているのが夏。濃い天の川が見えます。反対側は冬で薄い天の川。春と秋は横から見たときの薄い部分を見ていて、星が少ないので遠くの銀河が見えるのです。春の大三角の上あたりには特に多く、おとめ座銀河団は距離約6千万光年、1200万光年の広がりの中に約2500個、かみのけ座銀河団は距離3億2千万光年、直径2千万光年の中に約1千個の銀河を含みます。ちょっと気が遠くなる数字を思い浮かべながら夜空を見上げてみませんか?

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