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逗子・葉山 文化

公開日:2023.12.15

世界を目指すけん玉姉弟
小原弥愛さん、想縁さん

  • けん玉を手に笑顔の(左から)愛弥さんと想縁さん

 伝統的玩具のけん玉で世界チャンピオンを目指し、日々練習に励む姉弟が逗子市にいる。沼間在住の小原弥愛(やえ)さん(13)と想縁(そうえん)さん(10)だ。

 想縁さんは日本けん玉協会の4段、弥愛さんは初段の腕前だが、2人のけん玉キャリアは1年に満たない。

 二人がけん玉を始めたきっかけは、想縁さんが体の不調のために辞めざるを得なかった水泳の代わりに夢中になれるものを探したことだった。アーチェリー、卓球、バドミントンなど、いろいろ挑戦してみたがいずれも性に合わなかった。以前に少しだけやってみたけん玉を祖父母が買ってくれたことを機に、母親の梓(あずみ)さん(43)が教室を探し、今年1月から横浜の教室に通い出した。みるみる実力をつけ、毎月のように級・段認定試験を受けた。10級から始まり、今では4段に。付き添いで行った弥愛さんも、父親の正人さん(41)も面白さにはまり、親子のコミュニケーションツールにもなっている。

 想縁さんは「技が出来た時がうれしい。新しい技を覚えるのも楽しい」とけん玉の魅力を語る。得意技は球を持ち、剣を一回転させ剣先を穴に入れる「一回転飛行機」や、球に剣を立たせる灯台を決めた後に、回転させ剣先を球の穴で受ける「さか落とし」などだ。

 想縁さんは今年10月には腕試しで出場した東京けん玉ブランプリの小学生クラス中級の部で優勝。弥愛さんも同大会一般クラス初球の部で優勝を果たした。

 来夏には広島県で行われる、けん玉ワールドカップ(KWC)に親子3人で挑戦する。

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