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逗子・葉山版 公開:2024年6月7日 エリアトップへ

葉山を舞台にした地球環境について考えるSF舞台劇を制作する 金 振さん 葉山町一色在住 48歳

公開:2024年6月7日

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金 振さん

思いを実現させる行動力

 ○…地球環境・郷土愛をモチーフにしたSF舞台劇を9月に上演しようと奔走中だ。地球環境戦略研究機関(IGES)で環境データに座標、時間軸をつけて地図上に可視化するGIS研究が本業。その研究成果を分かりやすく伝えようと舞台製作に挑む。「町内のいろいろな活動をする人も巻き込み、葉山を一つにしたい」とも目論む。

 ○…中国出身。2000年に留学で来日。法律を学び、京大博士課程を修了したが、就職は苦労した。博士という地位で研究論文も数多く書き、周りからは順風満帆に見られたが、学んだことを仕事で生かせず、ずっと気持ちは長いトンネルの中だった。12年、IGESへの就職を機に葉山に移住。4年前のある日、家から町を見下ろしていた時、無意識に「なんで俺は研究者として葉山のことを知ろうとしなかったんだ」と叫ぶ自分がいた。その勢いで町役場に電話をし、研究について話しこんだ。「そこで明かりが見え、物事がうまく進むようになった。葉山に救われた」と当時を振り返る。

 ○…中国の大学卒業後、国語教師になったが着任初日に辞職。日本文化への憧れから日本へ。学費、滞在費など全て自分で工面し、睡眠3時間のバイト生活が続いた。3年ほどで奨学金が得られ、ようやく勉強に集中できた。「中国では不真面目だったので、日本では改心して必死になって勉強した」と本来の生真面目さをのぞかせる。

 ○…子どもの頃の夢は映画監督。両親には認めてもらえなかったが、夢は捨てきれなかった。5、6年前には脚本家養成講座にも通った。舞台製作は夢への一歩。今回だけで終わらせず、できれば毎年制作し、葉山の文化資産として残したい。そしていつかは「夢だった映画も撮りたい」

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