「ピロリ菌と胃がん」 vol.35 人生100年時代今から始める終活のススメ
今や、がんは国民的な病気となり、2人に1人はがん患者という統計ですが、命を救うには早期発見が欠かせません(2007、国立がんセンター)。友人のK子さん(60)は、胃カメラの辛さが苦痛でピロリ菌の除去を怠っていましたが、胃がんの確率が高いと聞いてあわてて実施。実はピロリ菌感染者が胃がんになる確率はヘビースモーカーが肺がんになるより高い。結果、胃がんは専門医でも37・2%という厳しい発見率のなか、ラッキーにも出来立てほやほやのがんを見つけることができました。さらに(公財)がん研究会有明病院で、もう1個ステージ1のがんを発見。胃がんはステージ1の段階では95%完治できる一方、ステージ3になると5年生存率は50%を切るそうです。K子さんの場合は進行性の悪性がんだったので、ステージ2ならば余命1年だったとか。まさに「早期発見で命拾いした」とK子さん。10月に発見し、胃の真ん中を切除して結合するロボット手術を経て、退院したのは12月中旬。AIに20万本以上の内視鏡検査の画像や動画を読み込ませ学習したところ、AI搭載の内視鏡検査では58・4%の発見率と専門医を上回る結果です(AIメディカルサービス提供)。逗子市と葉山町では各種がん検診を実施。対象年齢であれば自己負担の少ない金額で誰でも受診できます(逗子市、葉山町HP参照)。
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