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逗子・葉山 コラム

公開日:2025.08.29

「フレイル(虚弱)とは?」 vol.37
人生100年時代今から始める終活のススメ

 「最近歩くのが遅く、つまずきやすい。外に出るのがおっくう」このような状態がフレイルで、健康と要介護の中間です。特に女性が介護が必要となった原因の3位が高齢による衰弱。(1位は転倒、骨折。2位は認知症。厚労省2022)よって、このフレイルの予防が健康寿命を延ばす大きなカギといえるのです。筋力の低下は身体的フレイル、孤立や閉じこもりは社会的フレイル、認知機能の低下は心理的フレイルと呼ばれ、この3つが重なり合うとフレイルはさらに進みます。

 ですが、うれしいことにフレイルの特徴は頑張れば元に戻るという可逆性があること。頑張れば健康に戻る...まさに自分との戦いですね。負けてたまるか、やるしかありません。そして健康がゴールではなく、健康になったら何をやりたいか、が重要です。

 まずは指輪っかテストでチェックをしましょう。両手の指で輪っかを作り、ふくらはぎを囲みます。ちょうどか、囲めないくらいふくらはぎが太い場合は合格。隙間ができる場合は不合格なのでレベルを上げての筋力アップを目指します。男性34センチメートル、女性32センチメートル未満は要注意。自分に言い聞かせて運動というより努めて体を動かすこと。フレイル予防教室への参加も手っ取り早いかもしれません。一緒に頑張る仲間の存在は大きな力になります。

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