逗子・葉山 スポーツ
公開日:2026.10.09
逗子葉山高・岡澤さん 初の世界の頂、つかんだ “テコンドー兄弟”同時V
逗子葉山高校3年の岡澤蹴太(しゅうた)さんは、8月に韓国で行われた「第7回WORLD ONE テコンドー選手権大会」に出場し、18〜35歳の一般男子組手マイクロ級(-58kg)で初となる世界の頂を取った。鎌倉市の大船中学校1年生の弟・力翔(りきと)さんも同大会に出場。12・13歳のプレジュニア組手ミドル級(-55kg)でこちらも初優勝を果たした。ともに大船の岡澤道場所属。
幼少期から父親の一さんが代表を務める道場で研鑽を積んできた。蹴太さんは、これまでも世界大会に出場してきたが、昨年は準優勝と、苦杯を喫していた。18歳となった今年は、初の一般男子の部での出場。自分より体格の大きな相手に「自信をもって戦えた」と振り返るように、前に出て攻める姿勢を崩さずに、勝利をつかみ取った。
延長までもつれ込んだ決勝では、年長のウズベキスタンの選手相手に一歩も引かず、攻撃の手を緩めなかった。日本代表合宿で得た自信を胸に「いつも通りやれた」と冷静に戦い抜いた。テコンドーを始めたのは3歳の時。「ここまでの道のりが長かった分『やっと取れた』喜びは大きかった」と笑顔で振り返った。
力翔さんは初の世界大会出場。緊張しながらも、父と兄のサポートを受け奮迅した。パワーはあるが、階級内では小柄な体格。「下がったら負け」という父のアドバイス通り、「相手の懐に攻め入る姿勢」を崩さなかった。
「優勝してこいよ」。兄の激励の言葉を背に挑んだ決勝。韓国の選手を相手に、残り3秒で360度回し蹴りを決めKO。「全て出し切った」と笑顔で語った。
指導者として兄弟を導き、父として見守ってきた一さんは「感無量」と満面の笑み。「気持ちも、練習量も絶対に負けていなかった」と息子たちをたたえた。
今後は、「大人相手に勝ち続けるために体力とフットワークを鍛える」と蹴太さん、力翔さんは、「自分より大きな相手に勝つ」と話し、スピードや判断力を磨いていく。
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