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公開日:2026.10.23

逗子開成出身山内さん 焦りや葛藤、否定しない 朝日広告賞 大賞作を展示

  • 焦りや葛藤、否定しない (写真1)

  • 受賞作品(本人提供)応募総数1781点の中から大賞に選ばれた

    受賞作品(本人提供)応募総数1781点の中から大賞に選ばれた

 逗子開成高校出身で外資系広告会社「BBDO JAPAN」のクリエイティブディレクター・コピーライターとして活躍する山内優揮さん(41)が、第74回朝日広告賞の一般公募・新聞広告の部で大賞を受賞した。現在、同校では作品が展示されており=左写真=、10月24日(土)・25日(日)の文化祭では、一般来場者も鑑賞できる。

 同賞は1952年に創設された国内最高峰とも称される広告賞の一つ。一般公募には協賛企業から多様な課題が出題され、山内さんは大塚製薬株式会社の「ポカリスエット」を扱ったお題に応募。架空の広告のため、実際にメディアに掲載されることは基本的にはないが、多数の作品から最高賞に選ばれた。

 受賞作のコピーは「なんでもできる可能性に、ときどき負けそうになる。」。お題だけ見れば、光の側面を描き出したくなるが、山内さんはあえて影の側面に焦点を当てた。

 背景にあるのは自身の高校時代。小学生の頃から広告や脚本の世界に憧れを抱いていたものの、高校生という立場では具体的に動き出せないもどかしさがあったという。部活や勉強に一心不乱に励む周囲を横目に「自分は何ができるのか」と焦りを抱え、放課後は一人逗子湾に通って海を見つめ、自分自身と対話を重ねていた。

 「選択肢が多い現代だからこそ、可能性の大きさに圧倒される気持ちに寄り添いたかった」と山内さん。当時の葛藤や不安を受け止めるメッセージとして作品へと結実させた。「当時の自分のように悩んでいる高校生にこそ届けたい」。そんな思いから、大塚製薬や母校に今回の企画を提案し、校内展示が実現した。

 受賞作は校内8カ所で掲示している。文化祭は両日午前9時30分から午後3時30分。

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