最徐行で運転を 停電による事故は4件(18日現在)
神奈川県内でも、計画停電で信号機が消灯したことによる死亡交通事故が発生しはじめている。藤沢市内の状況を藤沢北警察署と藤沢警察署に聞いた。
藤沢北警察署によると、15日の午後4時から5時にかけて、車が出合い頭に衝突する物件事故が2件発生。藤沢警察署でも18日の午前8時頃、2件物件事故があったという。
藤沢市内の信号機の数は、藤沢警察署管内に221基、北警察署管内に278基。そのうち、停電時に自動的に発電する信号機で動いているものが藤沢管内で3カ所、北管内で1カ所、発動発電機で稼働する信号機が藤沢管内に6カ所、北管内で6カ所あるという。
藤沢警察署は全信号機のうち、交通量が多く、危険度が高い16カ所、北警察署は30カ所に警察官を配置し、交通整理にあたっている。両警察署とも、交通量が通常より少なく、大きな事故や事件は発生していないが、ガソリンスタンドの渋滞や割り込みなどについての通報が相次いでいるという。
両警察署は、▼信号機が作動していない交差点では最徐行すること▼警察官がいない交差点ではお互い譲り合いの気持ちを持って通行すること▼歩行者は車道を横切らず、横断歩道で手を挙げて合図をして、車が止まったのを確認してから横断すること▼歩行者や自転車で夜間外出するときは、白など明るい色、目立つ服装で、できれば反射材を身につけてほしい、と呼びかけている。
また、藤沢警察署からは14日から18日まで、関東管区機動隊の16人が岩手県釜石市に派遣され、行方不明者の捜索にあたった。「被災地はヘドロがすごく、車が屋根の上に載るなど、信じられない光景だった」。余震が続く中、「隊員が見つけたいという気持ちが強く、危険を顧みず捜した」と尾崎章吾小隊長はいう。生存者の発見には至らなかったが、遺体を1体収容した。3月25日から31日にも岩手県に派遣される16人。「極限の状態でいる被災地の人の役に立ちたい」「亡くなっていても顔を見ればほっとするというのもあると思う。一人でも多く遺族にあわせたい」と思いを語った。
御所見でスマホ相談4月23日 |
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