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藤沢 文化

公開日:2011.09.30

「能楽に親しんで」
謡曲協会が片瀬中で発表

  • 舞台で能面を体験した

 藤沢市謡曲協会が23日、片瀬中学校(中野美昭校長)の文化祭で能楽の仕舞、連吟を披露。生徒らは、生の舞台を興味深そうに鑑賞した。



 披露を前に、井上準之助会長が、能楽は室町時代に世阿弥が大成し、歌と舞、お囃子から成り立っていることや、世界文化遺産(2008年から世界無形文化遺産)にも登録されていることなどを説明。「みなさんが大人になって仕事に精を出すようになるとストレスがたまる。そのような時に芸能に親しむということは非常に大事。これを機に芸能に触れるようになれば」などとあいさつした。



 実演では、同協会の女性メンバーによる仕舞「羽衣」と、男性メンバーによる連吟「屋島」を披露。発表の最後には、同校の生徒2人がステージに立ち、能面をつける体験も。歩いたり、面をつけたままマイクなしで校歌を歌うと、会場からは手拍子が起こっていた。体験した生徒は「全然見えなくて怖かったけれど、能面の角度によって表情がわかるのはすごいと思った」「能を聞いたのも体験したのも初めてだったけれど面白かった」と感想を話した。

 

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