「みんなで創る藤沢の会」市政への提案【5】 意見広告 みんなで創る藤沢の未来
長かった「市政への提案」の連載も今回が最終回となりました。
連載では私たちが考える藤沢市政への提案をご説明して参ったのですが、それと並行して、昨年末からはみなさんに「市政アンケート」のご協力を頂きました。市政で優先的に取り組んでほしい課題や、藤沢の災害対策としてふさわしいものはなにかなど、多くのご回答とともに叱咤激励のコメントを下さった方がたくさんいらっしゃり、感激いたしました。ご意見は現在、コピーをして事務所に貼り出し、メンバー全員の励みになっております。
そういったみなさんのアンケートのご回答と、私どもの意見を合わせて、「市政に実現を求めていく目標」を創ることができました。みんなで考え、みんなで創った、みんなのための藤沢の未来です。実現させましょう、みんなの力で。
ここでは、アンケート結果を含めた全てを掲載できませんが、近々みなさんのお手元にお届けする予定です。下記ホームページからもご覧頂けますし、ファックスでも配布致します。
それでは発表致します。
法とモラルを守る藤沢
・市政は法令遵守を徹底し内部統制制度を確立する
・モラルがあり信頼できる市政を回復する
・市長が突出しない政治と、市民がより関心を持ってかかわれる住民参加の実現
ずっと安心して暮らせる藤沢
・単年度収支赤字の財政の黒字化を目指す
・市長退職金の見直し
・4年間で市の総人件費を5%削減する
・市庁舎・市民会館の建て替えや、大型公共工事は市民との議論を尽くす
・問題の多い土地開発公社の制度を見直しする
・広域行政を視野に入れ、墓地霊園の構想に取り組む
いきいき働ける藤沢
・長期的なビジョンを持った未来像の策定を行う
・市内の人的物的資源を活用し、市内でお金が回る経済発展を目指す
・産業振興のために「ふじさわ元気バザール」を作り、若者を含め雇用創出を行う
・駅前周辺や歴史文化地区など、ゾーンごとにイメージを定め「街並み百年条例」の制定で、湘南の顔としてふさわしい美しい街並みを目指す
みんなにやさしい藤沢
・セーフティネットとしての地域コミュニティに着目し、多くの人の生活動線が交わる「交流スペース」を小学校を中心に整備する
・交流スペースには弱者の視点で相談を受ける「まちかどの相談室」を設置し、市民の心配や不安の解消に努める
・中学校給食は、選択制を導入する
・待機児童ゼロだけでなく家で育児をするお母さんへの支援も充実する
・お年寄りの健康増進の場作りをする
・相鉄延伸を待たず、バス専用レーンや定時運行システムを導入。また市内全域で最寄り駅まで10〜15分で到達できる環境を整える
・コミュニティバス路線を増やす
命を守り災害に強い藤沢
・災害が起こったときにどうしたらいいか、詳細な指示を書いた「ふじさわ災害ナビ」の冊子を全戸配布。随時データが更新されるスマートフォンバージョンも作成し公開する
・災害時には弱者を優先的に被災域外に退避させる
・津波や地震災害時には、働ける人をがれき撤去に雇い入れ、収入を確保する
・津波浸水地域はその資産価値が失われないよう、元の場所に家を再建出来るルール作りに取り組み、また各種災害から復興までの計画を可能な限り作成する
・原子力発電から太陽光や風力発電など、再生可能エネルギーへの転換を促進
新しい藤沢を創るには
さて、今の市政は異常な事が多すぎると思います。
善行の土地を不当に高く取得した問題で百条委員会が開かれている事や、津波避難タワーの土地の取得のため公文書が改ざんされた事。数回に渡り市庁舎内で火災報知器が違法に取り外され、市長を含めた人々がバーベキューを行っていた事など、藤沢市の名前が大々的に報道された事だけでなく、藤沢の行政に藤沢と縁が無い、市長と同じ松下政経塾出身者を据えられたこと等々、今の藤沢市政は、法に基づいた藤沢市民による自治というよりは、もはや法もモラルも無い人治主義におちいりつつあると言われても仕方ありません。
ただあえて苦言を呈せば、こういった事の頻発を許したのは、私たちを含めた市民が関心を疎かにし油断したからとも言えます。だからこそ私たちは責任を持ってこれを改めねばなりません。
そして改めるだけでなく、その後も関心を持って目を光らせ続けなければ、本当に良い市政の実現は叶いません。ぜひ、政治に関心を持って頂き、新しい藤沢市政の幕開けの年にしていきましょう。 (おわり)
能登地震に学べるか。3月29日 |
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