湘南藤沢地方卸売市場 今月1日から民営化 物流機能の強化に期待
市内稲荷にある藤沢市地方卸売市場の市場開設権譲渡式典が先月31日、同市場内で行われ、今月1日から民間企業による運営が開始された。新名称は「湘南藤沢地方卸売市場」で、湘南青果(株)(横川屹(たかし)代表取締役社長)が新開設者となる。
横川代表取締役社長は式典の中で「今後は、市場の進化が求められる。食の安全安心、地産地消を発展させるよう全力を挙げて努力していきたい」とあいさつし、「ブランド商品である湘南野菜を積極的にPRしていく」と抱負を語った。
同市場は、1981年4月に中央卸売市場として誕生し、公設により31年間に渡り運営されてきた。その間に物流や小売店のあり方、市場へのニーズが変化、市はその機能の再構築と市場会計の健全化を進めるため、2009年度から、民営化の検討を進めていた。
民営化を機に、市場は施設の整備も行っている。昨年8月に卸売棟が完成し青果機能を移転。また、延床面積約2万5000平方メートルの大規模な配送棟も7月に新設される。
配送棟のテナントには、国内最大手の食品卸会社「国分(株)」が決まっており、物流機能の強化が期待されている。
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