藤沢 トップニュース経済
公開日:2025.12.19
江の島
「冬のチューリップ」見納め
27年春ごろ再開へ
江の島サムエル・コッキング苑で冬の風物詩として長年親しまれてきた「ウィンターチューリップ」の開花が、今季限りで終了となる。同苑を運営する江ノ島電鉄(株)(黒田聡社長)が8日、発表した。今後は開花時期をずらし、2027年春ごろの再開を目指すとしている。
同苑が管理するウィンターチューリップは、イルミネーションイベント「湘南の宝石」の前身となる07年に開かれた催しの際に企画された。当時は冬季にチューリップを開花させる試みは珍しく、色とりどりの約3万本の花が冬の江の島に咲き誇る光景は多くの人の注目を集めた。以来、イルミネーションと合わせて来場者の目を楽しませ続けてきた。
開花時期を変更
同社によると、開花時期の変更は湘南の宝石の知名度上昇と規模拡大を受けたもので、今後は両イベントの時期を分け、春の開花に向けて調整を進めるという。
同社の担当者は「イベント開始以来、毎年大勢の人々に見に来てもらいありがたい。冬の開花は今季で最後となるが、日本三大イルミネーションにも認定された湘南の宝石と一緒に、チューリップも楽しでほしい」と来苑を呼びかけている。
ウィンターチューリップは例年12月25日ごろから開花し、今季は1月いっぱい見ごろが続く見通しという。
同苑の営業時間は午前9時から午後8時(最終入場は7時30分)まで。午後5時以降の入苑は有料。
開花に関する問い合わせは、江ノ島遊園事業所【電話】0466・23・2444。
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