4月18日に新規商店街として承認を受けた「南藤沢イータウン」の会長を務める 鈴木 一哉さん 平塚市在住 40歳
一歩踏み出し 叶える夢
○…県内でも珍しい、新規設立の商店街として注目を集める「南藤沢イータウン」。南藤沢東側エリアに店を構えて15年、いま同商店街の会長として地域の活性化に情熱を燃やす。「とにかく人を驚かすようなこと、サプライズが大好きで」と満面の笑顔で語る。さらに「8年位前から構想はあった。今年の正月にようやく具体的な話に発展した」というように、発想を実現する粘り強さも持つ。2月の第1回会合の時点では参加店は15だったが、「このエリアの良さを活かし、もっと楽しい街にしていこう」という姿勢に賛同する店舗は着実に増え続け、現在は25店を数える。
○…平塚市で生まれ育ち、カメラマンを目指して専門学校へ進学。出版・報道の分野で忙しい日々を過ごした後、元々の料理好きもあり25歳の時に料理人の世界へ飛び込んだ。店を構えるにあたっては「色々な土地を考えたけれど、藤沢には特に街の活気を感じて」選んだという。「この場所は落着きと趣きもあるし、季節を五感で感じられる魅力的な所」とその愛着を隠さない。
○…音楽や車、Jリーグを始め、「好きなものはたくさんある」。特に湘南ベルマーレの熱心なサポーターで、中1と5歳の息子たちともよくサッカーで遊ぶ。普段は大半の時間を店で過ごし、仕事に集中する毎日だ。その中でも「仕入れの時に珍しい野菜を見つけて、どう料理するかあれこれ考えるのが面白い」と話す様子は、まさに生粋の「楽しいモノ好き」。
○…「夢は夢見るだけじゃなく、一歩を踏み出してこそ叶う」と真剣な眼差しで信条を語る。自分の店でアルバイトをする学生にも、「自分のやりたいことや好きなものを意識し、夢を持ってほしい」と助言する「熱い大人」でもある。その真摯な「熱」が、いま人を、街を動かしているのかもしれない。
|
<PR>