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藤沢 人物風土記

公開日:2012.12.21

12月22日に第1回美化キャンペーンをシークロス公園で行うNPO法人 辻堂の民事務局長
永井 洋一さん
辻堂新町在住 56歳

辻堂から元気発信



 ○…今年3月、「辻堂から元気発信」を目的としたNPO法人「辻堂の民」が誕生。その中の一事業として、シークロス公園や地域内の公園の愛護活動を行う「美化キャンペーン」が企画された。「地域の人たちが公園をきれいにすれば、みんながゴミを捨てないように気をつけると思って」ときっかけを話す。「住民が丹精込めてきれいにすることが重要。公園を愛する=地元を愛する心を作ること」と意義を訴える。



 ○…辻堂の民の原点となっているのが、今年で10回目を迎えた「ファイト祭り」。立ち上げから実行委員長を務め、年を重ねるごとに大きく育ててきた。「地域が活性化するように種をまき続けてきた」と振り返る。自他共に認める「お祭り男」。「イベントが大好き」と人懐っこい笑顔を浮かべる。



 ○…生まれて以来ずっと辻堂に暮らす。八松小、明治中と進んだ。今では考えられないが、中学までは人見知りだったという。「駒沢大学時代にサークル立ち上げや、人を集めたりするようになって」。今では駒沢大学同窓会湘南支部の幹事長も務める。その後、藤沢市役所に就職。「辻堂が好きだから地元で働きたいと思った」。25歳で結婚、3人の子どもに恵まれた。子どもが通った明治中で2度、西校では3年間、PTA会長を務めた。「子どもと触れ合うのが好き。当時やんちゃで手を焼いた生徒が、今も覚えていてくれたりして」。嬉しそうに目尻を下げる。



 ○…シークロス公園美化キャンペーンへ向け、「住民の手できれいで明るい公園にしましょう」と参加を呼びかける。「この公園を、いつも何かやっている期待感のある公園にしたい。若者たちの発表の場になれば」と将来の展望を語る。「辻堂は人情深い地域。自分が生まれ育ったお世話になった場所だから、恩返しがしたい」。そう語る表情は、「辻堂愛」に満ちていた。

 

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